とてもやりがいがある一方、体力的に大変だと感じることもある介護の仕事。これは今まで長年介護の仕事に就いてきた人でも同じで、以前はできたけれども、最近は体力の限界を感じるというケースも少なくない。
体力の限界を感じるのは、しっかりと休まずに働き続けているのが原因ということも原因の一つにある。介護士の仕事は土日も祝日も関係なく、施設によっては夜も業務を続ける必要がある。まとまった休みを取りたいと思っても、常に仕事が忙しいため人手が足りなくない施設もあるのだ。
そのため、なかなか体をしっかりと癒すだけの長い休みを取ることができずに、疲労が蓄積してしまう。そうなると、以前は感じなかった限界を感じてしまうようになる。
また、体力そのものはあるものの、腰痛などの問題が生じてくるというケースも少なくない。体に負担がかかる姿勢で介助をするシーンも多いので、知らず知らずのうちに腰などに大きな負担がかかりがちになる。最初のうちはそれほど感じなかったものの、長い期間の蓄積で腰痛が発症することもあるのだ。
また、冬の寒い時期になって筋肉がこわばってくることで、腰痛が出てくるという人も見られる。痛みがあると体がそれをかばうので、どうしてもより疲れやすくなってしまい限界を感じるわけだ。生活が不規則になって体力的な限界を感じる人もいる。介護士の仕事はシフトの入れ方によって、夜勤が入ってきたり連勤が重なったりすることがあり、それに伴い日々の生活リズムが崩れてしまって負担が大きくなるのだ